歴史
地元に伝わっている説によると、約300年前上関根村の旧家川口久右衛門の庭に
鳥が種を運んできて生えた柿の木の実が美味だったので城主に献上したところ
たいそう喜ばれ、家老が「紅柿」と命名したといわれています。
天保年間の『名産・名所番付』には、地名を付けた「関根柿」として掲載されており
昔からこの産地は一日中日当たりがよく地下水位が低くて地面が乾燥し
風通しがよい昼夜の寒暖差が大きいなど干し柿づくりにピッタリの栽培環境で
柿の生育にも好条件なことから現在の干し柿づくりに受け継がれてきています。
紅柿は上山市だけの特産で、『カキ品種名鑑』でも、「干し柿の品質は無類」と
絶賛されています。